「みんな"歩"でいい」と言われて、気が楽になった話

「みんな"歩"でいい」と言われて、気が楽になった話

ぱそくま
ぱそくま
SIer 8年目 · 効率化·旅行·資格大好き🐻

わたしには大好きな上司がいる。

正直最初はそんなに好きじゃなかった。というか、前職で体制上たまたま上司になっただけで、一緒に仕事したことはなかった。

わたしが新卒ではいった会社を辞めるとき、挨拶程度のコミュニケーションとして「またご飯連れてってくださいねー!」なんて言ってたらほんとに連れてってくれた唯一の人。

そして後日、この上司に拾ってもらって今の会社で働くことになり、今に至る。

人に期待しない上司と、期待するわたし

上司はいつも、「仕事では誰にも期待してない」って言ってた。

わたしは人が好きなので、「期待しないなんてなんだか寂しいなぁ」と思いつつ、まぁそう言う人もいるんだなぁと思って話を聞いてた。

わたしは常に、一緒に働く人たちは機嫌良く働いて欲しいと思ってる。

イヤイヤ仕事やるより、機嫌良く楽しく仕事するほうがパフォーマンス上がるし早く終わる。それがチーム全体の成果や評価につながる。

これはわたし自身が実感してきたことで、わたしの働き方はこれがいいと思ってた。だからこそ、チームとして・メンバーとして何が1番ベストなのか?を(勝手に)考えて、その通りになるように動いてた。

それはきっと、「うちのメンバーはみんなできる人」って期待してたんやと思う。だから、環境や土台を整えたらいい成果が出ると思ってた。

チームメンバー VS わたし

ある日、一緒に仕事してる人が近々育児休暇をとるという話になった。

おめでたい!思う気持ちと裏腹に、この仕事どうしよう。と言う不安が勝った。

わたし1人でもなんとかできないことはないし、復帰まで頑張ればいいかな・・・とおもいつつも、果たしてほんとに1人でできるのか。かと言ってこの仕事に巻き込みたいと思うメンバーは他にいない。困った。

この仕事よりもっと別の仕事のほうが成果として上げやすいし、そっちのほうがみんなしたいよな⋯という気持ちも強く、新しいメンバーを入れなくても、なんとか耐えればいいかな、そう思ってた。

でも、一人じゃちょっと荷が重い。そしてさみしい。

もやもや考えつつしばらく経った頃、育休予定のメンバーからのある一言でわたしが爆発した。

「そんなん言うんやったら全部お前がやれ!!!!!!誰が配慮したってるとおもてんねん!!!!」

みんなが快適に働けるように、って思って動いてるはずやのに、わたしもしんどくなってきた。本末転倒である。

チームメンバーのパフォーマンスを優先したいわたしわたし自身が仕事しやすくしたい気持ち がせめぎ合って収集つかなくなったので、忙しい上司に申し訳ないとおもいつつヘルプを求めた。

「基本はみんな ”歩” で、”飛車角” はレア」

shogi-banmen

これは将棋の駒の話なんですけど、なんで急に将棋??と思いましたよね。ヒシャカク ってなに??

将棋をしたことがないわたし、更に???って感じ。

超ざっくりまとめると、“” は 1マスずつしか進めないけど、”飛車”、”角行” はめっちゃ進める( = 使える)、ということを言いたいらしい。

基本はチーム全員 “歩” という前提で組まないといけないよ。”飛車角” がいること自体がレアだし、いたらラッキー!という感覚。実際は”飛車角”がいてくれるから、スケジュールが巻けたりトラブル対応ができたりするけど、それをアテにしてはいけない。

「人に期待しない」ということは「何もしないヤツ」と思うわけではなく、「仕事ができるヤツと思わない」ということなのかな、と思った。

みんな少しずつは進めれても、爆発的に仕事ができる人はそうそういない。「常に ”歩” だけでも仕事が回るようにマネジメントしないとどっかで詰まるよ」、って言われてハッとした。

確かにわたしは、「この仕事はみんなしたくないし、他の仕事してたほうが成果でるからそっちをやってもらいたい」って思ってた。

でもそれは、「合ってる仕事をしてたら全員 “飛車角” になれるよね」って期待してた。実態はそんなことないのに。

” でも動いてくれるだけマシで、 全員 ”飛車角” になれると思ってはいけない と。

実際 “飛車角” がいないからわたしが悩んでるわけで。仕事できる人が他にもいれば、頼れる人がいたはず。

上司が言ってた「人に期待しない」が少しわかった気がした。

ぱそくま ぱそくま

駒の強さ?はこれがわかりやすかった!

かといって、使いたいと思う人がいない

人に期待してはいけない。 はわかったけど、どうにも巻き込みたいと思う人がいない。というか、頼りたいと思える人がいない。

育児休暇といいつつそこまで長い期間でも無いので、今わたしだけが耐えればなんとかなるのでは?ほんとはやるべき仕事は他にあるのに、わざわざ人をアサインする必要はあるのか⋯とこれまた悩みポイント。

ここでもまた、わたしの気持ちとの戦いが始まった。

と同時に、わたしとの戦いに終止符を打った上司の言葉がこちら。

育休から復帰したとしても、子ども次第で左右されるから今と同じ働き方できるとは限らないよ。属人化させてしまう方がよっぽどだめ。

たしかに〜〜!!!!!!!!

子どもっていつ体調崩すかわからんし、親はちゃんと見てあげないと行けない。いつ保育園から呼び出されるかもわからないし、子ども起因でのお休みもきっと多くなる。

育休するメンバーはそんな事考えてなかったような口ぶりだったけど、鵜呑みにしてしまってたなと反省。

そして属人化。わたしもお休みするタイミングと被ってしまうかも知れない。そうなったときに業務が回らないのは非常にまずい。

属人化って一番キライな言葉なのに、わたしがそうなろうとしてしまってることにすごく反省した。あかんやんね。諦めて人を入れよう。と決意した。

さて、誰を入れようか。と思いつつも、メンバーの事情と働くスタイルを鑑みると人がいない⋯。

メンバーが働きやすい環境で仕事がうまく回るならそれが一番なのはそうだけど、仕事なんだから割り切って使えばいい。

それは本当にそう。

会社員としてお給料をもらっているし、時には嫌な仕事でも必要であればやらないといけない。(現にわたしも心からやりたい!と思っている業務でもないし。)

といいつつわたしは優しいので、各家庭の事情や働くスタイルを全部汲み取ろうとしてた。なんていいくまなんや。🐻‍❄️

だけど、もうここまで来たら仕方ないよね。一人じゃ無理やし。業務推進が最優先なので、人を入れる決意がついた。

思い通りに行かないのが『マネジメント』なのかも。

マネジメントって難しいと思った出来事でした。

わたしがゴキゲンに働くことと同じくらいメンバーがゴキゲンに働いてくれることも大事にしたいはずなのに、叶わない時がある。そういう時は割り切るしか無いね。

みんな “” 。 動く気がある “” なだけマシ。そのくらいの気持ちでいかないとしんどくなるなーと実感した。

自分と周りの人を大事にしつつ、会社員である限りときに割り切りも必要だと実感した出来事でした。

そして上司はいつもわたしの知らないこと・気付けない観点を教えてくれる。ダイスキ。わたしも “飛車角” になれるように、精進していきたい。

💬 コメント

コメントを読み込み中...

コメントを投稿する

承認後に表示されます。メールアドレスは公開されません。

※ 公開されません(スパム対策)